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僕が当ブログ「星の降る夜 響く歌声」のメイン執筆を担当いたします、彼氏の”Y”です。初めまして!!
僕と彼女の”S”は、年の差が17個ありながらも、気付けばお互いに惹かれ合い、そして交際することとなりました。出会って間もない、ちゃんと話せるようになって2週間で始まった恋。振り返るとビックリするほどにスピーディー、そして運命的だなと強く感じる今日此の頃・・・。
そんなふたりですが、少しだけ馴れ初めをお話させてください。
初対面でS的に僕の印象が良かった!?
出逢いは2022年の春過ぎ。僕とSは同じ会社のバーで働いていました。でも、違うお店で働いていたので僕はSのことを全く知りませんでした。でも、Sは僕の存在程度は知っていたらしい。きっと僕が別のお店の店長だったから。ちなみにSはアルバイト。
とある夜。Sが働いているバーに用事があって少しだけ顔を出しました。その時がふたりの出逢いの瞬間です。かるく挨拶はしましたが、僕は正直「あ、さいきん入ったアルバイトの子だな、感じ良い子だな」くらいの印象。でも、S曰く、「カッコいい人!!」という印象だったんですって。
んなこと思われたなんて、そんなのわかるわけない。。。。
てか、学生アルバイトの子にそんな風に思われるなんて想定できない。。。。
てか、カッコいいとか久方言われてない・・・。
そんなささやかな出会いだった僕とS。そして、月日は経ち、2023年1月3日に運命の再開を偶然にも果たすのでした。
後輩と飲み明かした5軒目での再会!!
1月3日。お正月ということもあり、仲良くしてた後輩たちと新年会をしてた僕。流れ流れて「5軒目行こ!!」の号令。みんなフラフラな中、4軒目の近くにあったバーへと足を運びました。
そこのバーは、僕が以前働いていた会社のバー。ふだんはなかなか行く機会がなく、だからこそ”そこそこ”楽しみにしてたわけです。入り口の扉を開け、「いらっしゃいませ!!」の声。一緒に飲んでいた後輩のBくんが「Sちゃーーんッ!!」と遠慮気味ながらもハイなテンションで声を掛ける。その名前を聞いたとき、「あ、聞いたことある」とふと思い出す僕(←いま僕が働いているバーでも、Sの名前はチラホラ登場していたので)。
カウンターへ座り、かるくSに挨拶をした僕。僕はなんとなく覚えてましたよ、Sの顔。でも、Sは僕のことなんて覚えてるわけないと思っていました。そりゃそうですよね、ほぼ絡みなしだったし、会うのだって半年以上ぶり。しかも超年下。しかし、僕の想像していた現実とはまったく違う展開がここから幕を開けたのでした。
S:「覚えてますよ!!Yさんとちゃんと話してみたいと思ってたんです!!」僕:「え?そうなんですか?ありがとうございます」
なんですと!!そんなこと言われて嬉しいわけないじゃないですか!!
でも、ツンデレな僕は素直なリアクションを取ることができず、めちゃくちゃ敬語+なんだか感じの悪い酔っ払いを演じてしまったのです・・・。あー後悔・・・。
それから、僕と後輩たちは盛り上がり、Sを交えた会話はあまりしませんでした。ただ、ふとした時に僕がSへ切り込みます。それはまさに「ザ・酔っ払い」だからこそできたこと、そして、どこかSとの接点を無理やりでも作りたかったという僕の深層心理がもたらした言動でした。
僕:「Sちゃん、今度うちのバーおいでよ!!」
S:「はい!!行きます!!」
はい、ただ「お店おいでよ!!」と言っただけです。他に何か言えることが僕にはありませんでした・・・正攻法で繋がりを作ることくらいしか僕には言えないのです・・・。
とはいえ、口約束ではありますが、Sと話す機会を手に入れた気になりました。この時、僕はSに「かわいい感じの良い女の子」という印象を持っていました。でも、恋愛対象になるだなんて当然のごとくこれっぽっちも思っていませんでした。ただ、「Yさんと話してみたかったんです!!」というSから放たれたキラーワードにひとり舞い上がっていただけです。
本当に来てくれるかな・・・。
ちょっとだけ、いや、けっこう楽しみにしてた自分に気付いた瞬間です。
ホントに来てくれたS!!ここから始まった恋愛関係への道!!
そんな1月3日を終え、数週間。Sが僕のバーへ来る日までそこまで時間はかかりませんでした。あれから約10日後、Sは休日にフラッと僕が働いているバーへ足を運んでくれたのです。
僕:「(わ!!ほんとに来てくれた!!)」
よほど嬉しかったせいか、この日話した内容を僕はあまり思い出せずにいます。だって、17個年下の女の子に「話してみたかったんです!!」なんて前に言われ、そして実際にわざわざ僕と話にお店へ来てくれたなんてシーンを想像してみてください。
舞い上がっちゃいますよね??
人は舞い上がると、ありとあらゆる記憶の定着率が下がります。これは僕の人生調べ。そして、僕の人生調べなことは、僕には確実に降り注ぐリアルであり、Sとゆっくり話す機会に恵まれた日はその最たる実例であります。
※ちなみに、Sが知っているお客様がたまたま僕のお店に来ており、けっきょくそのお客様とSが話す流れになったんです(←これはS的には”もらい事故”。Sもその予定ではなかったと後日談)。もう少しゆっくりふたりで話したかったな・・・
ってことで。Sが初めて来てくれた日、僕はSを連れてハシゴ酒を敢行しました。Sが、「ワタシ、バーッて全然行ったことなくて・・・」とポツリ。バーに全然行ったことがある僕。
「初めてのバー、Sから奪うしかないでしょ!!」
ってことで、お酒が超絶苦手なSをよそ眼に、17個下の女の子の前で堂々と泥酔した僕。いったいSにとって何か良い経験になったのだろうか・・・。ま、けっこういろんなことを話せたと思うので、この日がふたりにとって大きな進展の一歩だったと信じてやみません。
Sの連続来店がもたらした”ふたりの変化”
初めてSと一緒にゆっくり過ごした日。それは月曜深夜。
その次の日は火曜日。火曜日は僕のお店が定休日。会えず。
次は水曜日。Sは僕に会いに来ました。
次は木曜日。Sは僕に会いに来ました。
週末は会えず。
日曜日に再会。
この日からSの連続来店。
この間、僕とSは毎日のように会話をし、どこかごはんを食べに行き、タクシーで一緒に帰りました。外食があんなに続いたことも珍しい、でも、どっか行くことでしかSと一緒に過ごす術が浮かばなかった・・・家に呼ぶなんてチャラいし、でも僕のお店でダラダラしてもそれはきっと眠くなるだろうし・・・くらいな独り言を心の中でつぶやき続けて・・・。
タクシーにだってあんなに連日乗ったことありません。Sの家は僕のバーから歩くと約30分かかる。そんな距離、「じゃ!!」なんてかるく突き放せないし、少しでもSの負担を減らしたいし、一緒の時間は長い方がいいし、Sから優しい男認定されたいし・・・。
そんな日々の中、僕はSのことが気になってることに気付きました。そして、少しずつ距離を縮めることを意識していきます。
一緒にスマホの画面を見るとき、肘が当たるか当たらないかくらいに距離まで近づく僕。これ、完全なる賭けでした。だって、もしSが僕のこんな行為を嫌がったとしたらその瞬間に僕は終了だったので・・・。しかも17個年下の女の子を相手に・・・。
ただ、Sは僕のことを避けませんでした。掠る程度に肘が当たってる状態でスマホの画面をふたりで眺める。その時、もう何が映ってるかなんてどうでもよくて、この時間がただ続けばいいなと願うだけ。Sもそう思ってくれてたらなーなんて思ったりもして・・・。
この日、僕のSに対する壮大な賭けはたぶん”勝ち”でした。その証拠に、その日の帰りのタクシーの中でSが僕に「あしたも行っていいですか??」と投げかけてくれました。
僕:「もちろん、待ってるね!!(本音→ダメなわけないやん!!もうね、毎日会いたくなってるんですよこちとら!!お待ちしてます!!)」
この翌日、深夜にSはまた僕のバーへと足を運びます。偶然にもその時間は、他のお客様がいないふたりだけの貸切だったのです。
遂に結実、たった2週間で完成した”恋”
この日は金曜日。深夜、Sがバイト終わりに僕のお店へ来ました。もう慣れた光景、そして偶然にも他のお客様はいません。SからのLINEが届き、もうそろそろ到着。Sが到着する時にはすでにカウンターにはノンアルコールカクテルが一杯。なるべく早くSと話を始したい、そんな僕の欲が生み出したスピーディーなご提供。
Sが到着、そのまま着席。30分ほど会話を交わし、その流れで僕はSへ気持ちを伝えました。関係が壊れるかもしれない怖さを抱えながらも、僕自身がこの気持ちに嘘をつくという選択肢を捨てた瞬間。Sは驚いた表情を浮かべました。が、こう一言呟きました。
S:「ワタシでいいんですか??」
ワタシ”で”いいんじゃなくて「ワタシ”が”いい!!」。
マジか、こんな最上級の妄想通りにコトが進んでいいのか・・・というかこれは現実なの?夢?現実だとしたら、このシナリオはあまりに夢心地すぎやしないだろうか・・・。
いや、でも、現実だ。Sは恥ずかしそうな表情を僕に向けている。手を伸ばせばすぐにハグできる距離にSはいる、これ、もうハグしていいやつですよね?そうですよね?
ということで、ふたりきりのバーカウンターで僕とSはお付き合いすることを本能のままに決めたのです。
みたいな感じが僕たちのプロローグです。今後ふたりでたくさんの思い出を作り、たくさん笑い、たくさん泣き、たくさんの幸せを噛み締める日々を過ごしていきます。
おわり。